マーティン・スコセッシ監督作品の映画「沈黙-サイレンス-」が、2017年1月21日(土)全国公開されました。映画「沈黙-サイレンス-」の原作、あらすじ、キャストを調べてみました!
映画「沈黙-サイレンス-」の原作、あらすじは?
原作は、遠藤周作が、17世紀の日本の史実、歴史文書に基づいて創作した歴史小説。1966年に新潮社から書き下ろし出版され、第二回谷崎潤一郎賞を受賞。遠藤周作が、この作品で描いた「弱者の神」「同伴者イエス」のモチーフは、のちの作品「死海のほとり」「侍」「深い河」に引き継がれている。イギリスの小説家グレアム・グリーンは、「遠藤周作は、20世紀のキリスト教文学の最も重要な作家である」と語っている。
原作 「沈黙」 遠藤周作著
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*「沈黙」あらすじ
17世紀。江戸初期の日本では、幕府により厳しいキリシタン弾圧が行われていた。日本で布教活動をしていた高名なポルトガル人宣教師フェレイラが、キリシタン弾圧を進める幕府の拷問により棄教したとの報がローマに届く。布教に熱心な宣教師フェレイラが棄教した事が信じられない弟子のロドリゴとガルペは、真相を確かめるべく日本に向かった。
日本への旅の途中のマカオで、日本人のキチジローという男と出会う。彼の手引で長崎の隠れキリシタンの村に潜入する。村人たちに匿われ、信仰を通して彼らと心を通わしていく。だが、ロドリゴたちの存在が、狡猾にして冷酷な手段を駆使して隠れキリシタンを見つけ出しては、彼らに”転び(棄教)”を迫る長崎奉行・井上筑後守の知るところとなる。
そして、キチジローの裏切りに遭い、捕まってしまう。捕らえられた彼に長崎奉行・井上筑後守は、棄教を迫るが、頑なに信心を曲げない彼に対して、長崎奉行・井上筑後守は、彼のために犠牲になる人々を突きつける。
信仰を貫くべきか、棄教して目の前で苦しむ人々の命を救うべきか、追い詰められ自身の弱さを実感したロドリゴは、苦しい選択を迫られるのであった。
映画「沈黙-サイレンス-」のキャストは?
映画「沈黙-サイレンス-」予告編
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スコセッシ監督、窪塚洋介さん、浅野忠信さんの記者会見
*キャスト
セバスチャン・ロドリゴ神父:アンドリュー・ガーフィールド
主演のアンドリュー・ガーフィールドが、第89回アカデミー賞の主演男優賞に「ハクソー・リッジ(原題)」(メル・ギブソン監督作品)でノミネートされました。授賞式は、2月26日にロサンゼルスで開催予定です。
フランシス・ガペル神父:アダム・ドライバー
関連記事:
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ヴァリニャーノ院長:キーラン・ハインズ
通辞:浅野忠信さん
キチジロー:窪塚洋介さん
モキチ:塚本晋也さん
井上筑後守:イッセー尾形さん
モニカ:小松菜奈さん
ジュアン:加瀬亮さん
イチゾウ:笈田ヨシさん
クリストヴァン・フェレイラ神父:リーアム・ニーソン
*スタッフ
監督:マーティン・スコセッシ
原作:「沈黙」遠藤周作著
脚本:ジェイ・コックス マーティン・スコセッシ
撮影:ロドリド・ブリエト
編集:セルマ・スクーンメイカー
衣装:ダンテ・フェレッティ
音楽:キム・アン・クルーゲ キャスリン・クルーゲ
公開日:2016年12月23日(アメリカ)
公開日:2017年1月21日(日本)
上映時間:159分
映画「沈黙-サイレンス-」公式Twitter
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記事作成日:2017/01/22
最終更新日:2021/04/11