今、日本人女性の約11人に1人が乳がんにかかると言われています。しかし、乳がんは自分で発見出来る唯一のがんです。早期の乳がん検診の受診を推進するピンクリボン運動について調べてみました。
日本人女性の死亡原因のトップは乳がん
日本人女性で乳がんになる人が増えています。
2016年には、約9万人の日本人女性が乳がんになると予測されました。
乳がんで亡くなる女性は、2013年に1万3000人を超えて、35年前の1980年の4000人から3倍以上にもなっています。
厚生労働省が発表した「人口動態統計」では、2016年の乳がんによる死亡数は14013人(概数 女性)と増加の傾向が見られます。
30歳から64歳の日本人女性の死亡原因のトップは、乳がんとなっています。
早期の乳がん検診の受診を推進するピンクリボン運動
がんというと、胃がん、肺がん、大腸がんなど年齢が高くなるとかかり易くなると考えがちですが、乳がんは30代からかかる可能性があり、40代後半から50代前半にピークを迎えます。
早い年齢でかかる場合だと20代でかかる女性もいるので、若い時から関心を持つことが大切です。
欧米などでは、乳がんの検診受診率の向上により早期発見が増え、治療の進展により乳がんによる死亡率が年々減っています。
日本人女性の約11人に1人は、乳がんにかかると言われ、身近な病気になりつつあります。
しかし、早期に発見し適切な治療を行えば、良好な経過が期待できます。
”ピンクリボン”とは、乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的として行われる世界規模の啓発キャンペーンです。
始めようピンクリボン習慣
20代から月に一度のセルフチェックを心がけましょう!
40歳を迎えたら、2年に一度、乳がん検診を受けることが国の指針で進められています。
しこりなど自覚症状がある場合は、検診を待たずに速やかに乳腺外科などの医療機関などで診察を受けるようにしてください。
10月の第3日曜日は、日本全国の医療機関で乳がん検診を受けられる日です。
2017年度は10月15日(日)に実施予定です。
日曜日に乳がん検診が受けられる全国医療施設一覧はコチラ
参考 乳がん検査を受けられる日曜日(全国医療施設一覧)J.M.S 乳がん検査を受けられる日曜日
記事作成日:2017/06/23
最終更新日:2021/04/26