2018W杯ロシア大会の決勝トーナメント第1回戦「日本対ベルギー」の試合が、7月2日行われました。8強入りを目指す日本代表は、ベルギー代表に逆転を許し、惜しい結果となりました。
完敗、ベルギーに逆転を許し8強ならず【2018W杯ロシア決勝T日本vsベルギー】
両チーム前半0-0で折り返すも、後半立ち上がりに、原口元気選手、乾貴士選手とゴールを決め2-0で予想外の展開で先制。しかしベルギー代表が底力を見せ2-2の同点に追いつき、最後は、後半アディショナルタイムにベルギーのカウンター攻撃に屈し逆転される。日本代表史上初のベスト8の夢は叶えられませんでした。
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「今大会のベストマッチ」
FIFAランキング3位のベルギー代表との激闘に世界中からは「今大会のベストマッチ」との声も上がっています。また、ワールドカップ決勝トーナメントで2点差からの逆転勝利は、48年ぶりのことだそうです。
吉田麻也選手に称賛の声!
イギリスの衛星放送「スカイ・スポーツ」ではベルギーのFWロメル・ルカク選手に攻撃の自由を与えなかった日本代表のセンターバック・吉田麻也選手に10点満点の選手採点で、吉田選手と追加点を奪ったMFの乾貴士選手が両チームを通じてトップタイの8点を獲得。吉田選手はマン・オブ・ザ・マッチにも選出しました。
「気品ある風景」
試合終了のホイッスルと同時にピッチに仰向けに寝転がり、天を仰ぐMFの香川真司選手。静かに歩み寄るのはベルギーの10番、エデン・アザール選手。試合が終われば、相手をリスペクトする者同士。試合後の美しいスポーツマンシップの光景をイギリスの公共放送「BBC」の番組「マッチ・オブ・ザ・デイ」公式Twitterが数枚の写真とともに公開しています。
「試合終了の笛が鳴ると、ベルギーの選手は精根尽き果てた日本代表の選手を慰めた。なんとも気品あることだ」
#BEL players made sure to console the devastated #JPN players after the full-time whistle.
Nothing but class 👏 #WorldCup pic.twitter.com/BuZdzad6c1
— Match of the Day (@BBCMOTD) 2018年7月2日
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「9.35秒のスーパーカウンター」
ベルギー代表が、後半アディショナルタイムに決めたカウンター攻撃は、選手5人、7タッチ、3本のパスでわずか9.35秒だったとスペイン紙「マルカ」が紹介しています。「スピードに乗った赤い悪魔を止めることは不可能」と称賛しています。
また、西野監督も「まったくああいうスーパーカウンターを受けるとは予想していなかった。数秒後に自陣のゴール前に運ばれるという」と試合後のインタビューで答えています。
「サッカー日本代表のW杯成績」
サッカー日本代表のW杯の成績をまとめてみました! 次のカタール大会では、どんな活躍が見られるのか! 西野監督には続けて代表監督をやってもらいたいなぁ。
1998年 フランス大会 【グループリーグ敗退】
*グループリーグ(3敗)
●0-1 アルゼンチン
●0-1 クロアチア
●1-2 ジャマイカ(得点:中山雅史)
2002年 日韓大会 【ベスト16】
*グループリーグ(2勝1分)
△2-2 ベルギー(得点:鈴木隆行 稲本潤一)
○1-0 ロシア(得点:稲本潤一)
○2-0 チュニジア(得点:森島寛晃 中田英寿)
*決勝トーナメント
●0-1 トルコ
2006年 ドイツ大会 【グループリーグ敗退】
*グループリーグ(2敗1分)
●1-3 オーストラリア(得点:中村俊輔)
△0-0 クロアチア
●1-4 ブラジル(得点:玉田圭司)
2010年 南アフリカ大会 【ベスト16】
*グループリーグ(2勝1敗)
○1-0 カメルーン(得点:本田圭佑)
●0-1 オランダ
○3-1 デンマーク(得点:本田圭佑 遠藤保仁 岡崎慎司)
*決勝トーナメント
0-0(PK3-5) パラグアイ
2014年 ブラジル大会 【グループリーグ敗退】
*グループリーグ(2敗1分)
●1-2 コートジボワール(得点:本田圭佑)
△0-0 ギリシャ
●1-4 コロンビア(得点:岡崎慎司)
2018年 ロシア大会 【ベスト16】
*グループリーグ(1勝1敗1分)
○2-1 コロンビア(得点:大迫勇也 香川真司)
△2-2 セネガル(得点:乾貴士 本田圭佑)
●0-1 ポーランド
*決勝トーナメント
2-3 ベルギー(得点:原口元気 乾貴士)
2022年 カタール大会(第22回FIFAワールドカップ)
開催日時:2022年11月21日~12月18日(ワールドカップ初の冬の開催)
記事作成日:2018/07/03
最終更新日:2021/05/16